タロットパスワークのやり方【2】

月のカード

パスワークの技術【初級】

導入

「タロットパスワークのやり方【1】」で解説した、始まりと終わりの場所を確認して心身がリラックスした状態になったら、タロットカードを、じーっと眺めます。

タロットパスワークのやり方【1】
タロットパスワークのやり方【1】
タロットパスワークとはtarot-passwork タロットカードに描かれている寓意画に興味を持ち学んでいる人…
https://jsm-network.com/tarot-cards/how-to-do-tarot-pathwork-part1/

タロットを隅々までよく観察して、その象徴、世界観を完全に自分の中に取り入れます。

眼を閉じて、カード世界の状況をイメージすると、カードに描かれていなかった周囲の状況までイメージが広がっていきます。

カードの世界に入った自分の存在を確認します。
自分は自分自身としてカード世界に存在して、自由意志を持ってカードの世界を動き回れると思いますが、時としてカードに描かれていた人物と同調して、その人物の視点でカードの世界を経験することもあります。

今の状況が理解できるまで立ち止まって周囲を観察しても良いし、あちこち動き回ってカードの世界を見て回るのも良いでしょう。

何か状況に動きがあるまでは周囲の観察を続けます。

カード世界を旅する

カードの世界の自分(自我)は、何かしらの存在や状況の変化に出会うことになります。それは、潜在意識が自我に伝えるために創造したものなので、慎重に対応してください。そして、その状況の意味を考えます。熟考しなくてはいけません。その状況は自分(自我)にとって重要な意味があるはずです。

全然状況が動かない場合、無理に想像力を働かせて物語を創る必要はありません。自我が何も考えないでいると、潜在意識は自ずとイメージを生み出します。

誰かがあなたに接触してきたり気になる人がいたりしたら、状況に応じて対応します。また、何か気になるものや場所を発見したら場合は慎重に調べてみます。

あなた(自我)の対応に、潜在意識も反応を返して来ます。相手(潜在意識)は、何を伝えようとしているのか、何を望んでいるのかを考えながら対応を続けます。

相手(潜在意識)の対応は、自分(自我)の考えている通りになるとは限りません。しかし、状況が好ましくないとしても投げ出すことは絶対にしてはいけません。できる限りの対応をします。自分(自我)から相手(潜在意識)へ要求がある場合は言ってみましょう。

このように、潜在意識の動向に対応して自我が行動する。そして、自我の対応を受けて潜在意識が反応する。潜在意識の反応に対して再び対応することを繰り返して、カード世界の旅は続きます。

潜在意識からのメッセージに対応していくと、超意識=高次の自己と出会い、人生が変わるほどの気付きや様々な奇跡が起こることがあります。

パスワークを終了する

カードの世界で何か新しい知恵を授けられたり、これまでと違ったものの見方を教えられたりなど、何か発見があった場合や、とりあえず自我が満たされ満足できたら、パスワーキングを終了します。

今の状況をよく覚えておいて、パスワーキングを続けられる状況だったら、再びこの世界へ戻って来て旅を再開することもできます。

「世界よ、ありがとう」

この世界に感謝を込めて、元の世界へ戻ります。

タロットの世界にいる自分が静かに目を閉じると、今現在、自分のいる現実世界の場所のイメージが浮かんできます。現実世界を完全にイメージできたら、意識を現実世界の自分の身体に向け、空気感や床、地面などの感触を感じてください。

現実世界の身体と同調できたら、足の裏からコードが伸びて地面に刺さり、大地の奥深くまで伸びていくようにイメージします。このコードはグラウンディングコードと呼ばれる身体と地球を繋ぐコードです。

コードが地球の核へ到達したら、足の裏と地球が接続されているところをイメージします。大地を感じ、地球と繋がります。

足の裏と地球が接続して、大地のエネルギーを吸収していきます。また、心身が地球にアースされることで、良くないエネルギーが体外から地球へ排出されて心身がリフレッシュしていきます。

しっかりと大地との繋がりを感じたら、グラウンディングを終わります。

目を開けて周囲を見てください。現実世界へ帰ってきました。

タロットパスワーク終了です。

グラウンディングが不十分だと感じたら

なんだかフワフワした気分がしたり完全に覚醒していないと感じたりする時は、軽い運動をするか、熱いお茶を飲むか、何か食べたりして現実世界との繋がりを強化すれば完全に覚醒できます。また、実際に外に出て裸足で地面と接触しながらグラウンディングのイメージを行うことでも完全に覚醒することができます。

記録する

タロットパスワークを終了したら、すぐに記録します。そこで見たもの、体験したことを必ず記録して、意味を考えます。

その時は、気付きを得たり意識変革、行動変容が起こったりしなくても、何年か経って読み返した時に意味がわかることもあります。

パスワークができないときは…

タロットパスワークに入ってから15分くらい経過しても全然状況が動かないときは、その日のパスワークを終了してください。

潜在意識にやる気がないときに意識的に状況を動かそうとしても意義のある展開にはならないです。また、パスワークに良くない影響を与える可能性もあります。

潜在意識は自分(自我)の思い通りには動いてくれませんから、日を改めて行いましょう。

さらに深く、遠く旅をするには…

これで、パスワークの技術【初級】は終了です。

次回「タロットパスワークのやり方【3】」では、より深く、遠くまで旅ができるように、パスワークの技術【中級~上級】「始まりと終わりの場所を精神世界に建造する方法」を解説します。

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