易占の取り扱う情報は、時間と森羅万象の変化法則です。

易経の64卦には、人間が生きている間に経験する全ての事象（出来事）における、その時の思考、行動と、事象が変化していく状況まで記されているので、現状分析と変転する未来の様子まで知ることができます。

人生の岐路、行き詰まりで、現状の状況と変化する未来を知ることで、悩み、迷いを克服して人生の質を高めることができます。

心理学では、パーソナリティ理論（交流分析）に基づいた「エゴグラム」という心理テストがあり、自己分析、自己変革、対人関係のマニュアルとされていますが、気質や性格の分析、判断において西洋占星術のネイタル・チャートは、エゴグラムと比較しても遜色ない情報を得ることができるので、近年、心理カウンセリングとしての応用が研究されています。（天文心理学・心理占星術など）

ネイタル・チャートは、２つのチャートを照合することで、恋愛や結婚、友達、社会的な人間関係などの相性を占うことができます。

ホロスコープは、出生後の天体の経過図（トランジット・チャート）や進行図（プログレス・チャート）を作成することで未来における天体の運行状況がわかるので、ネイタル・チャートと照合することで的確に未来を予測できます。

紫微斗数占星術で使われる星は、北極星の象徴である紫微星をはじめとした、北斗の星、南斗の星、中天の星ですが、実際に現在運行している天体ではなく、星に妖精や人が神格化した象意を当てはめた「星霊」です。

紫微斗数占星術は、「命盤」と呼ばれる運勢星座表を使って未来を知ることで、運命に対応、対処することができます。

紫微斗数占星術の命盤は、生年月日時間の星の位置と、その後の運行によって一生の運気（運勢）を読み取りますが、象意の細かさによる詳細な鑑定と的中率の高さに定評があります。

人類は、長い歴史の中で数字の意味を理解しようとしてきました。この世界のあらゆるものには数が内在し、数の法則に従っています。数は存在の原理であり、宇宙万物は数から構成され数によって変化するので、数字と計算で理解できると考えられています。

万物が固有のバイブレーションを持つという数秘術の理論は、19世紀末～20世紀初頭に完成したものですが、近年の「超弦理論」においても、

「物質は小さなひもから音楽の様に紡ぎ出される。宇宙は目に見えないひもが奏でる色々な音（波動）から出来ている」

と言われるように、宇宙万物を構成する素粒子は”ひも”の振動によって作られているとされています。また、「場の量子論」でも、物質を構成する素粒子は「場」のバイブレーション（振動）が粒子として観測されたものとして、宇宙万物の全てはバイブレーション（振動）によって生成されると言われています。

数秘術における重要な数字は、「ディスティニー・ナンバー」と「ライフ・パス・ナンバー」です。

「ディスティニー・ナンバー」は、運命数や姓名数とも言われる、画数ではなく音数による姓名判断で、言葉を数値に変換して、その数意を求めます。

「ライフ・パス・ナンバー」は、誕生数とも言われ、生年月日の数を特定の数字に還元するまで分解、加算を繰り返して、その数意を求めます。

誕生日や名前から算出される数字からは、先天運から後天運まで運命の情報を読み出すことができ、自分の本性を知ることができます。才能や能力が明らかになり、人生で目指す方向が示されます。人生の目的、目標、適職、恋愛、結婚など、生きる指針となります。

タロットカードにも数意による情報があり、数秘術は非常に重要な要素として読まれます。